ひと言サビアン ♎てんびん座16度
現在、太陽は天秤座16度に向かって進行中です。
シンボル
『流されてしまった船着き場』
ひと言解釈
このシンボルには『嵐のあとに、船が修理を必要として陸に上がっている』という別の表現があります。
船が陸の方へ戻ることになった背景には、嵐に遭遇したためのようですが、なんとか船着き場までたどり着くことができたようです。では船にとっての嵐とはどんなものだったかを想像してみると、おそらく
「対人関係のストレスに遭遇した」
「他人のトラブルに巻き込まれた」
「社会のなかでもみくしゃにされた」
のではないかと感じるのです。
天秤座は社会領域の最初のサインであり、また深くもぐっていく蠍座サインへ移行する直前の準備段階を担っているわけですが、人との距離や社会とのかかわり方、また自分の魅せ方などをここで模索しているのですね。前に出たり後ろに下がったり。こころを配ったり、同情したり。
以前も書きましたが、天秤座は表面的には柔和です。が、内面では結構な緊張感を抱えていて、それは常に他者と自分との絶妙な距離感を監視しているような感覚です。それゆえ、関係が上手くいくときはもちろん一安心ですし、自信にもなります。けれど、他者や社会というのは結構予測できない動きを見せることも多々あって、あまりにも状況がカオスになると、さすがの天秤座もパニックになってしまいます。正義感の強さゆえ、最後まで渦中にい続けてしまうという危うさもはらんでいるのかもしれません。
船は嵐をくぐり抜けて陸にいったん戻ってくる。これは、対人関係に押し引きがあるとするなら、「いったん引く」ということを選ぶ必要があるということなのでしょう。
昨日の環状の道に行き詰まりを感じたら、突き詰め過ぎずに、いったん環の外に出てみる。
状況が静まったらまたものと道に戻ってもいい。そのまま放っておいてもいい。まずは、自分を立て直そう。決断はそれからでも十分間に合います。
引くことで見えてくるものがある、というシンボルです。
キーワード
立て直す、修復する、客観する、避難する
やり直しを図るためにいったん休息する
傷ついた人を安全な場所へ誘導する
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