占星術のおはなし 過去世と今世の交わる点①
先日、LINE@上で、日食月食について少し発信しました。
「食」「蝕」
太陽や月が闇に飲み込まれるような
食べられてしまうように見えたから
蝕という字になったのでしょうか。
この蝕がおきるポイント(位置)を
占星術では
ノースノード
サウスノード
もしくは
ドラゴンヘッド
ドラゴンテイル
と呼び、
相性鑑定のときなどに時によく使われます。
例えば自分のノードに相手の太陽や月といった
パーソナルな星が重なっていたりすると
その人とは「縁がある」とか「出会うべくしてであった」
可能性が大きいよ とみるんですね。
ノードは天体(物体)ではなく、天体の軌道が交わるポイント。
たとえるなら、天体が車で、ノードは交差点みたいなものです。
目には見えないけど”交わる場所”として存在する。
それを昔の人たちは
“過去世と今世が交わるポイント”
と解釈し、今でもたくさんの研究が続けられています。
過去世と聞くとロマンチックな印象ですが、
実生活でノードが絡む出来事や出会いは
なかなか衝撃的だったりもします(笑)
このノード
ドラゴンヘッドとドラゴンテイル(竜頭竜尾)とも呼ばれますが
【ヘッド】
今世で努力して切り開いていくテーマ
貪欲さ、意欲的、熱心、成功
伸ばしていく点、成長のチャンス
過去からの解放や開運へと向かうポイント
【テイル】
過去世でイヤというほどやり尽くしたテーマ
努力しなくてもできてしまう才能(しかしそれ以上の伸びしろはない)
大きな満足感は得られない、
過去世でのカルマに関連
どーみても
ヘッドの方が前向きでテイルは後ろ向き!
そうそう。
インド占星術などの伝統的な占術でも
ヘッドは吉
テイルは凶
という捉え方が基本にあります。
こうなると、ヘッドばかりを優先してテイルはさよならしたい!
ですが、
両者は別々の存在ではなくて
龍という一つの身体の部位を示しているだけであって
常につながっているんですね。
ネガティブとポジティブを切っても切り離せないように
ヘッドとテイルも、いつも対向に位置しながら共鳴し合っているのでしょう。
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