質問の「質」を考える

いつの頃からか、こんなことを感じるようになりました。


鑑定時は質問の質によって


鑑定全体の質が左右する


というものです。


鑑定士の方やセッションを提供される方であれば

そんなの当然!という方がほとんどかと思います。


例えば、


「この会社に入ることは自分にとっていいことか」


「気になる異性がいるけれど、その人は自分にどうなのか」


「子供を進学校に受験させてもいいのか」


などの質問があって

タロットに問いかけるとしましょう。


もし、ワンオラクルで引いたカードが節制だったとしたら

皆さんはなんてお伝えしますか?


質問者

「この会社に入ることは自分にとって有利ですか?」


占術者:

「自然体で挑めば、ゆっくりですが少しずつ右肩上がりになりますよ。

お給料の面で言えばほどほどな印象ですが、段階を追って昇給しそうです。

バリバリお仕事するというよりは、自分のペースで進めて行けそうですね。」

そして返ってくる反応は。


質問者:

「なるほどです・・・。まぁ、確かに安定は重要ですし。

ではこの会社に入ってもいいということですね?」


占術者:

「そうですねぇ…。悪くないからいいと思いますよ~(汗)」


我ながら微妙な応え方!笑


という、なんだかすっきりしない展開です。


これは、私自身が


・漠然とした問いは回答もややぼんやりするけど、それでもいいのか

・うまくまとめなくてもいいので、本音を言ってほしい


ということをクライアントさんに事前にお伝えすべきですよね。


そうしてよくよく聞いてみると、その方の本当の願いは


(誤)キャリアアップや給料アップになることが有利

ではなくて

(正)その会社に入って環境が変わったら運気がアップして、いいことが増えるのか


だったりするわけです。


(正)の質問があったとして、「節制」カードが応えだとすると


占術者:

「目立った運気のアップというよりも、安定的に推移しそうです。

悪いわけではないのですが、もし質問者さんの期待値が高い状態で

この会社に入れば、少々物足りなさを感じるかもしれません。

この会社に勤める良さは、大きなトラブルや運気の落ち込むような

ことはない点です。ただ、刺激はかなり少ないでしょう。」


という感じになりますかね。


質問者のいう「運気がアップする」方法は、


転職したりその会社に入ることではなく


実は別に方法があるのかもしれません。


こんな風にやり取りすることで


クライアントさんと占術者の微妙な心の距離感はなくなっていきます。


質問を研ぎ澄まそうと他の問いかけ方を提案すると、


お客様もこちらに信頼を寄せてくださるような気もするのです。


でもでも質問の的を絞るのって、けっこう時間が必要なんですよね。


手づくり市ではおおよそ15分間のセッションで


駆け足であれば2つくらいご質問頂いています。


もうこれは本当にお試し感覚&楽しんで頂くのが目的ですね!



さて、部屋に飾ったお花ですが

これはお花屋さんのお姉さんに選んでもらったものです。


オレンジ色のきれいな花はラナンキュラスという名前だそうで

この時期のみ咲くんだそうです~


占い師の性(サガ)なのか、

ついつい花言葉(意味)を調べてしまった・・・。


するとオレンジのラナンキュラスは

『秘密主義』


ん??????と思いましたが笑

秘密主義だそうです。


クライアントの皆さま~!


鑑定時は秘密にしたりせず、


できるだけぶっちゃけ本音トークでお願いしま~す。


神野悠華 ✡ 占星研究室

神野悠華(じんのゆうか)は、皆様の心の願いを聞き届け、その想いが叶うよう、西洋占星術やタロットカードを使ってお手伝いしております。

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